第26話(7月4日放送)『傷だらけの栄光』   脚本/植竹須美男


 決勝でヤマトと戦うためにここまで来た炎呪。一方、いつものように表情のないままのアキュラス。彼は空っぽなのだと言うシン。だからこそ、空っぽの自分を埋めようとする時とんでもない力を発揮すると。その言葉は真実だった。準決勝の開始と共に炎呪は必殺のブレイジングマグナムを立て続けに撃ち込んでいく。だが、ヤマトは冷や汗が止まらない。攻めているはずの炎呪が逆に追い詰められている感じが消えないのだ。
 あれだけの猛攻を受けて尚、アキュラスは得点を許さず無傷のまま。しかも確実に炎呪に反撃を加えて行く。自分もマシンもボロボロになり遂には倒れる炎呪。果たして彼に反撃の糸口は掴めるのだろうか?

第27話(7月11日放送)『真昼の決闘』   脚本/鈴木雅詞


 決勝を前にミエのアジサンドを食べまくるヤマトの元へやって来るブル。そう、次の勝負はアキュラスとだけではなく、ヤマトとブルの対決でもあるのだ。そして決勝戦は3ポイント先取、自陣にガードブロックを備えるフィールドが舞台となった。
開始早々から猛攻を掛けたヤマトは何とカードブロックを砕くという荒業でポイントを先取!だがアキュラスはその直前、脳裏に浮かんだイメージに何かを思い出し掛け表情を険しくする。

 その後は互いにガードブロックを崩し正面切っての撃ち合いとなったヤマトとアキュラス。見えないステルス弾の攻撃の前にピンチに立たされるヤマトだが、機転でこれを脱し勝負は遂に2対2と最後の勝負へ……!

第28話(7月18日放送)『大逆転』  脚本/長谷川勝己


 これまでをも遥かに越えるド迫力の大勝負に観客が、仲間達が、何よりもヤマト自身が燃えていた。必殺球を使わぬ全力の撃ち合い。それは互いに100%の力を出し合った上で勝敗を決しようというヤマトの心意気だ。
そしてその応酬の中で、遂にアキュラスは空白だった記憶を取り戻した!これまでとは異なる気迫で最後の勝負に出たアキュラスにヤマトも応じる。ぶつかり合うステルス弾とドライブ弾。そして最後の撃ち合いを制したのはアキュラス!敗れたヤマトも納得の一撃だった。

しかしそこへ割って入る影が。あらゆる会場に姿のあったマスター。その正体は何と世界支配を目論むB−デウスの首領だった!?

第29話(7月25日放送)『逃亡者』  脚本/山田靖智


 世界支配の鍵となる伝説のビーダーを捕らえる為、ウィナーズの動向を探っていたB−デウス。その影響は各地に及び、ヤマトたちを除く殆どの者は故郷へと戻っていった。そして伝説のビーダーその人である事が判ったアキュラスもまた迷惑を掛けまいと姿を消そうとするが、リエナに諭され思い留まる。そんな所へ襲い掛かるB−デウスの刺客オクトゥーヴ!ビーダマンが修理中のヤマトに代わりガンノスとツバメが応戦するが複数のビーダマンを使い分ける相手に苦戦を強いられる二人。自ら投降を申し出るアキュラスに、ヤマトもグレイも仲間を売るつもりはないと言い徹底抗戦を覚悟する。が、そこへ遂にビーダマン修理完了の報告が!!

第30話(8月1日放送)『友情の翼』  脚本/長谷川勝己


 新たな力、コバルトブラスターとクロムハリアーによって刺客を退けたヤマトとグレイはこれを使いこなす為に訓練を重ねていた。しかし、これまで以上の性能にさすがの2人も中々思うようにはいかず、ヤマトとアキュラス、グレイとツバメによる実戦形式のタッグ戦を行う事に。そんな中で明かされるアキュラスの真の力。それは何と自らの力でストライクショットを生み出せるという物!B−デウスの目的も正にそれだったのである。
 だが、ヤマトたちはそれでもアキュラスを護り共に戦う事を決意する。そして始まるタッグ戦。互いに全力を尽くす中で絆を深めていく4人。そして決着の時、新たな友情の証ステルスドライブ弾が誕生するのだった!!